ことしで78回目となる世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭が13日、フランス南東部のカンヌで開幕しました。
開幕式を前に、ノミネートされている作品の俳優や監督のほか、審査委員長を務めるフランスの俳優、ジュリエット・ビノシュさんなどがレッドカーペットに姿をみせました。
開幕式では、俳優のロバート・デニーロさんに映画界への多大な貢献をたたえる「名誉パルムドール」が授与されかつて共演したこともあるレオナルド・ディカプリオさんからトロフィーが渡されると、会場から大きな拍手が送られていました。
今回は、最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門に早川千絵監督の「ルノワール」がノミネートされています。
「ルノワール」は、闘病中の父親と仕事に追われる母親と暮らす11歳の少女がさまざまな事情を抱えた大人たちとふれあい、成長していく物語です。
このほか「ある視点」部門には、カズオ・イシグロさんの小説が原作で石川慶監督の「遠い山なみの光」がノミネートされています。
カンヌ映画祭は今月24日まで開かれ、最終日にコンペティション部門の最優秀賞が発表されます。
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