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カンヌ映画祭が開幕 早川千絵監督「ルノワール」がノミネート

作者:未知 文章来源:NHK 点击数 更新时间:2025/5/14 9:05:12 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

世界3大映画祭の1つ、フランスのカンヌ映画祭が開幕しました。最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門には、日本の早川千絵監督の「ルノワール」がノミネートされていて、賞の行方が注目されています。

ことしで78回目となる世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭が13日、フランス南東部のカンヌで開幕しました。

開幕式を前に、ノミネートされている作品の俳優や監督のほか、審査委員長を務めるフランスの俳優、ジュリエット・ビノシュさんなどがレッドカーペットに姿をみせました。

開幕式では、俳優のロバート・デニーロさんに映画界への多大な貢献をたたえる「名誉パルムドール」が授与されかつて共演したこともあるレオナルド・ディカプリオさんからトロフィーが渡されると、会場から大きな拍手が送られていました。

今回は、最優秀賞のパルムドールを競うコンペティション部門に早川千絵監督の「ルノワール」がノミネートされています。

「ルノワール」は、闘病中の父親と仕事に追われる母親と暮らす11歳の少女がさまざまな事情を抱えた大人たちとふれあい、成長していく物語です。

このほか「ある視点」部門には、カズオ・イシグロさんの小説が原作で石川慶監督の「遠い山なみの光」がノミネートされています。

カンヌ映画祭は今月24日まで開かれ、最終日にコンペティション部門の最優秀賞が発表されます。

外国製作映画に100%関税「受け入れられない」

 

「名誉パルムドール」を授与されたロバート・デニーロさんは、ステージであいさつし「私たちは、かつては当たり前だと思っていた民主主義のために今、必死でたたかっている」と述べた上で、アメリカのトランプ大統領が外国で製作された映画に100%の関税を課す方針を示していることに対し「受け入れられない」などと強く批判しました。

デニーロさんは「これはアメリカだけではなく、世界にとっての問題だ。映画と違ってただ座って見ているのではなく、私たちは今、暴力に訴えることなく、情熱と決意をもって行動を起こさなくてはならない」と怒りをあらわにしました。

開幕式ではこのほか、審査委員長を務めるジュリエット・ビノシュさんが、映画祭で上映されるパレスチナのガザ地区についてのドキュメンタリー映画で、主人公のパレスチナの25歳のジャーナリストがイスラエルによる攻撃で死亡したことに触れました。

ビノシュさんは「彼女は今夜私たちとともにいるべきだった。芸術は、私たちの人生や夢の力強い証言であり、これからも残り続ける」と述べ、亡くなったジャーナリストに思いを寄せました。




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