リチャード選手は12日、秋広優人選手、大江竜聖投手との2対1の交換トレードでソフトバンクから巨人に移籍することが発表され、一夜明けた13日、広島市のマツダスタジアムで入団会見に臨みました。
ソフトバンク時代と同じ背番号「52」のユニフォーム姿で会見したリチャード選手ははじめに心境を聞かれ、「驚きと、あのジャイアンツできょうから野球ができる喜びと感謝の気持ち。あとは8年間プレーしたホークスへの感謝の意味を込めて、ジャイアンツに結果で恩返しができたらなという気持ちだ」と緊張した様子で話しました。
巨人の印象については「いつも相手チームとして戦ってきたが威圧感をすごく感じるチームだったので、その一員になれるという喜びを感じる」と話しました。
そして「2対1のトレードだが、これから結果で恩返しができるように、まずは元気にプレーしている姿を見せてとにかく頑張りたい」と意気込みを話しました。
また、入団会見がトレード発表の翌日に敵地で行われたことについて、会見に同席した吉村禎章編成本部長は「本来なら会見は東京でという流れだったが、阿部監督と話をして、1日でも早く、1軍登録するのですぐこちらに入れてくれとのことだった」と説明し、阿部慎之助監督が広島入りを急ぐよう強く要望したことを明らかにしました。
リチャード選手は13日夜の広島戦に「7番・サード」で先発出場し、5回の第2打席で移籍後初ヒットとなる今シーズン1号のソロホームランを打つなど、4打数2安打1打点と巨人での最初の試合で持ち味の力強いバッティングを発揮しました。
打印本文