14日夕方、三郷市で下校中だった小学生10人ほどの列にSUVタイプの乗用車が衝突し6年生の男子児童4人をはねました。

警察によりますと、このうち1人が足を骨折した疑いがあるほか、ほかの3人も軽いけがをしたということです。

警察はひき逃げ事件として捜査していますが、走り去った車は依然として行方がわからず、現場周辺では15日朝、教員や保護者らが登校する子どもたちを見守りました。

子どもが、けがをした4人と一緒に下校していたという30代の母親は「自宅のすぐ近くで『ひき逃げだ』という声が聞こえて焦りました。けさは、子どもの不安な思いに寄り添う形で登校を見守りました。近くで事故が起こって怖いのでとにかく早く捕まってほしいです」と話していました。

近くに住む30代の男性は「逃げている犯人には強い憤りを覚えます。通学路にもなっているので車を運転する時には改めて気をつけたいです」と話していました。

近くに住む40代の女性は「子どもが小学生のとき、事故があった通学路を使っていました。ふだんから事故が多く、怖かったので朝は様子を見に来ました。なぜ逃げたのか疑問です」と話していました。

ドライブレコーダーの映像などから車に乗っていた男2人は、いったん降りて子どもたちに声をかけるなどしたものの再び車に乗り込んで住宅地の路地で右折や左折を繰り返して走り去ったとみられています。

警察は周辺の防犯カメラの映像を分析するなどしてひき逃げなどの疑いで引き続き行方を捜査しています。