佐々木投手は9日のダイヤモンドバックス戦で登板したあと右肩の痛みを訴え、肩の骨や筋肉などがこすれることで痛みや炎症を引き起こす「インピンジメント症候群」と診断を受けて、13日にけが人リストに入りが発表されました。
14日、本拠地ロサンゼルスでの試合前に報道陣の取材に応じた佐々木投手は「2つ前の登板から痛みがあった。その前からしっくりこない感じはあったが、ある程度は投げられる状態だった」と大リーグ初勝利をあげた今月3日のブレーブス戦のあたりから痛みを感じていたことを明かしました。
そのうえで、9日の登板後までチームに報告しなかった理由として、先発陣にけが人が相次いでいるチーム状況を挙げ「肩の状態もあってパフォーマンス的にも上がってこなかったが、チーム状況を考えると投げ続けたい気持ちもあった」と説明しました。
そして昨シーズン、プロ野球のロッテで5月から7月にかけて離脱を繰り返した時期にも同じ症状があったことを明かし「そのときの方が状態は悪かった。去年のシーズン中に完治しないなかで、今回はそのなごりまではいかないが、それに近いものがあると思う。これという原因がつかめていないので、これから根気よく向き合っていかないといけない」と話しました。
佐々木投手は大リーグ移籍1年目から先発ローテーションの一角を担ってきましたが、プロ野球で最速165キロを計測したストレートは平均154キロほどにとどまり、ここまで1勝1敗、防御率4.72と苦戦していました。
当面はピッチングをせずにけがの回復に努める方針で、離脱期間中にはフォームの修正にも取り組むということです。
移籍1年目の序盤で、けが人リストに入る事態となったことについて佐々木投手は「もちろん悔しいし、離脱してしまって申し訳ないという気持ちだ。しっかりもらった時間で完治させて、パフォーマンスもあげて戻れるように頑張りたい」と話していました。
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