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深刻な食料不足 “世界2億9500万人余” ガザの紛争など主要因

作者:未知 文章来源:NHK 点击数 更新时间:2025/5/17 12:19:13 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

国連などは、世界で深刻な食料不足に直面した人の数が去年、2億9500万人余りに上り、統計を取り始めてから最も多くなったとする報告書を発表しました。ガザ地区やスーダンなど各地の紛争が主な要因で、過去最多となるのは6年連続です。

WFP=世界食糧計画やFAO=国連食糧農業機関などの国際機関は16日、世界の食料危機に関する報告書を発表しました。

それによりますと去年、5段階で3以上の深刻な食料不足に直面した人の数は2億9530万人に上り、前の年より1300万人余り増えて6年連続の増加で、統計を取り始めてから最も多くなっています。

中でも、極度に食料が不足するなど最も深刻な段階にある人はおよそ195万人と、前の年と比べ2倍以上に増えていて、95%がパレスチナのガザ地区とスーダンに集中しています。

深刻な食料不足の主な要因は
▽紛争や治安の悪化が20の国や地域で最も多く
▽異常気象も18か国となっていて
ミャンマーやナイジェリアなど、複数の要因が指摘されている国もあります。

報告書について、国連のグテーレス事務総長は「食料不足が加速するなか、それに対応する国連などの能力はブレーキがかかっている。人道支援のための資金の劇的な削減が飢餓の危機を悪化させていて、貿易戦争の脅威が、さらに状況を悪化させるだろう」として、強い危機感を示しています。




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