WFP=世界食糧計画やFAO=国連食糧農業機関などの国際機関は16日、世界の食料危機に関する報告書を発表しました。
それによりますと去年、5段階で3以上の深刻な食料不足に直面した人の数は2億9530万人に上り、前の年より1300万人余り増えて6年連続の増加で、統計を取り始めてから最も多くなっています。
中でも、極度に食料が不足するなど最も深刻な段階にある人はおよそ195万人と、前の年と比べ2倍以上に増えていて、95%がパレスチナのガザ地区とスーダンに集中しています。
深刻な食料不足の主な要因は
▽紛争や治安の悪化が20の国や地域で最も多く
▽異常気象も18か国となっていて
ミャンマーやナイジェリアなど、複数の要因が指摘されている国もあります。
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