18日、三重県亀山市の新名神高速道路の下り線で乗用車が逆走して、ほかの車に接触し、よけようとした車の列に後続車が追突して4人がけがをしました。
警察は19日夜、滋賀県長浜市のペルー国籍の会社員、ロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者(34)を車2台に対する当て逃げの疑いで逮捕し、20日午後、検察庁に送りました。
警察によりますと、調べに対し、逆走したことは認めたうえで、「車1台にしか当たっていない」などと供述しているということです。
警察によりますと、事故の前、容疑者は、三重県内の下り線を本来の進行方向どおり西に走っていて、目撃情報などから、三重と滋賀の県境にある鈴鹿トンネルを出たあと、滋賀県内の本線上でUターンして逆走を始めたとみられるということです。
この付近には、緊急時に待避などができるスペースがあり、警察はこうした場所でUターンした可能性もあるとみています。そして、事故を起こしながら、10数キロにわたって逆走を続け、鈴鹿パーキングエリアに入ったとみられています。
警察は、車に同乗者がいたとみて捜査を進めるとともに、逆走した理由などを詳しく調べています。
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