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体調不良で運転 首都高3人死亡の事故 運転手が起訴内容認める

作者:未知 文章来源:NHK 点击数 更新时间:2025/5/20 17:38:37 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

去年、埼玉県の首都高速道路で、体調不良だった運転手の大型トラックが渋滞の列に突っ込み3人が死亡し、3人がけがをした事故で、過失運転致死傷の罪に問われている運転手は、20日の初公判で起訴された内容を認めました。

運転手をしていた降籏紗京被告(29)は去年5月、発熱などの症状があったのに大型トラックを運転し、埼玉県戸田市の首都高速道路で渋滞の列に突っ込み3人を死亡させたほか、3人にけがをさせたとして過失運転致死傷の罪に問われています。

20日に東京地方裁判所で開かれた初公判で、被告は裁判長から起訴された内容に間違いがないか尋ねられると「ありません」と答え、認めました。

検察は冒頭陳述で「38度の発熱があったが、運送会社に借金があり迷惑をかけたくないという理由で運転した。ふらつきながら運転し、音が出る車線を20回以上踏んでいた。ハンドル操作をしながらLINEを送ることもあった。時速75キロから80キロで衝突した」と述べました。

事故をめぐっては、勤務先だった運送会社の元社長も代わりの運転手を手配するなどの必要な措置を怠ったとして、業務上過失致死傷の疑いで書類送検されています。

遺族は運転手に、より刑が重い危険運転致死傷罪を適用すべきだとして検察に要望書を提出し、今回の裁判に被害者として参加しています。

    詳細 検察の冒頭陳述

    【事故3日前から発熱】
    運転手の体調について、検察は「3日前に38度の発熱があり、かぜ薬を購入して服用したが、熱は下がらなかった。前日の夜は不倫相手の女性とLINEのやりとりを長時間続けていて、十分な睡眠を取らなかった」と述べました。

    【会社に借金あり休み取らず】
    事故当日も38度の発熱が続き、頭がくらくらする状態だったといいます。
    それでも休みをとらなかった理由について、検察は「運送会社に借金があり迷惑をかけたくないと思い、事故を起こすことはないと安易に考えた」としました。

    【ふらつきながら20回以上車線を踏む】
    運転の状況について「ふらつきながら運転し、音が出る車線を20回以上踏んで、正常な運転ができないことを認識していた。時速75キロから80キロで衝突し、直前までブレーキをかけることはなかった」と述べました。

    【ハンドル操作しながらLINE】
    また「右手でハンドル操作をしながら左手で女性にLINEの送信をすることもあった。衝突後は救助活動に参加しなかった」としました。

    ドライブレコーダーの事故映像 涙を拭う遺族も

    法廷では、大型トラックが渋滞の列に突っ込む様子を映したおよそ30秒間のドライブレコーダーの映像が流されました。

    映像は大型トラックから前方を撮影したもので、減速することなく車の列に突っ込んだあと、激しい音とともに前の車を押し込み、フロントガラスが割れて停止するまでの様子が映っていました。

    高速道路に設置されたカメラの映像も流され、大型トラックが突っ込んだ後、炎と黒い煙が上がっていました。

    裁判に参加していた遺族の中にはすすり泣いたり、ハンカチで涙を拭ったりする人もいました。




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