岩手の花巻東高校で通算140本のホームランを打った佐々木選手は、卒業後にアメリカのスタンフォード大学に進学し、ことし2月からはNCAA=全米大学体育協会1部のリーグ戦に出場していました。
20日は同じリーグ所属の16チームによる優勝決定トーナメント1回戦が行われ、スタンフォード大学はバージニア工科大学と対戦しました。
6番・ファーストで先発出場した佐々木選手は、第1打席はショートフライ、第2打席と第3打席は外野フライに倒れ、チームが4点を追う7回の第4打席は2アウト満塁のチャンスで空振り三振でした。
佐々木選手は4打数ノーヒットに終わり、チームも4対7で敗れて、1年目のシーズンを終えました。
試合のあと佐々木選手は「自分の結果どうこうではなく、負けたことがいちばん悔しい。自分自身もチームに流れを持って来られず、とにかく今は悔しい気持ちだけだ」と肩を落としました。
佐々木選手は1年生ながら打線の中心を担い、リーグ戦とこの日の試合を合わせて、52試合に出場して打率は2割6分9厘、ホームランは7本で、41打点という成績でした。
これについて佐々木選手は「成績は全然満足していないが、最低限という意味ではきょうまで52試合をけがなくしっかり戦い抜けたというのはうれしいことだ。チームが勝つために、自分自身がどれだけうまくなって戻ってくるかが大事だと思う。来年はチームの先頭に立てるようにやっていきたい」と来シーズンに向けてさらなる成長を誓いました。
打印本文