グーグルは20日、アメリカ西部カリフォルニア州で最新の製品やサービスを紹介する開発者向けの会議を開き、主力とする検索サービスについて、アメリカ国内向けに「AIモード」と呼ばれる新機能の追加を開始したと発表しました。
従来の単語を入力する検索方法とは異なり、利用者が要望や問いかけを文章で入力すると、AIが文脈を理解して効率的に答えや選択肢を導くことができるとしています。
検索サービスには「ChatGPT」を開発する「オープンAI」も参入するなど競争が激しくなっていて、グーグルは強みを持つ検索サービスの強化を鮮明にした形です。
また、イベントでは開発中の検索方法として、自転車を修理する際に、スマートフォンのカメラで撮影しながら、質問を繰り返すことで、どういったサイズの部品を用いるべきかや、購入できる店などをAIが即座に提案する様子も紹介されていました。
グーグル以外のIT大手も、来月にかけて開発者向けの会議を相次いで行っていて、より個人の趣向に沿ったAI機能の開発を加速させています。
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