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トランプ大統領 南アフリカ大統領と会談 “白人迫害”と批判

作者:未知 文章来源:NHK 点击数 更新时间:2025/5/22 8:16:22 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

アメリカのトランプ大統領は南アフリカの大統領との首脳会談で、南アフリカで少数派の白人が迫害されていると主張し、公然と批判しました。

会談は、悪化している両国の関係が改善に向かうかが焦点となっていましたが、立場の違いが浮き彫りとなりました。

南アフリカ政府が土地の収用に関して新たな政策を打ち出したことをめぐり、トランプ政権は少数派の白人の権利を脅かす差別的な政策だと主張し、援助の凍結を表明するなど関係が悪化しています。

ホワイトハウスで21日に行われた会談の冒頭はメディアにも公開され、南アフリカのラマポーザ大統領は貿易や投資の促進によって関係を改善させたいとの考えを示すなどなごやかな雰囲気で始まりました。

しかし、トランプ大統領の指示で白人への攻撃を呼びかけるものだとする動画がラマポーザ大統領らや記者団の前で再生されると、雰囲気は一変しました。

さらにトランプ大統領は紙の束を手に白人が殺害されるなど迫害されているという内容の記事が多くあると一方的に主張しました。

これに対してラマポーザ大統領は「南アフリカでは犯罪はあるが、殺害されているのは白人だけでなく、多くは黒人だ」と述べ、白人に対する人種差別的な迫害はないと否定しました。

南アフリカはG20=主要20か国のことしの議長国で、会談では両国の関係が改善に向かうかが焦点となっていましたが、トランプ大統領が公然と批判を展開したことで立場の違いが改めて浮き彫りとなりました。

米ニュースサイト「各国指導者にとって大統領執務室は危険地帯」

トランプ大統領が21日の南アフリカとの首脳会談で、報道陣の目の前で公然とラマポーザ大統領を批判したことについて、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は「世界各国の指導者にとって大統領執務室は危険地帯だ」という見出しで、トランプ大統領と首脳会談を行うこと自体がリスクになると伝えました。

記事では、ことし2月にウクライナのゼレンスキー大統領がトランプ大統領と行ったホワイトハウスでの首脳会談で激しい口論となったことを引き合いに出したうえで、「ホワイトハウスを訪問することは、大統領との良好な関係を築き、自国での信頼を回復する貴重な機会というだけではない。2期目のトランプ政権ではトランプ大統領による突然の攻撃を受けるリスクを伴う」と指摘しました。

一方、欧米の複数のメディアはトランプ大統領が南アフリカで白人への虐殺が行われているという認識を示していることについて、事実や根拠に基づかない「虚偽の主張だ」とも伝えています。




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