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日本神户连续杀童案28年 死者父亲再提心声

作者:未知 文章来源:NHK 点击数 更新时间:2025/5/24 7:49:03 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

1997年に神戸市で起きた児童連続殺傷事件で、小学6年生の土師淳くんが当時14歳の少年に殺害されてから24日で28年です。淳くんの父親は報道各社に手記を寄せ、犯罪被害者の支援制度をさらに充実させるよう訴えています。

1997年の2月から5月にかけて神戸市須磨区で起きた児童連続殺傷事件では、小学生5人が当時14歳の少年に襲われ、2人が死亡、3人が大けがをしました。

24日は、小学6年生だった土師淳くん(当時11)の命日で、父親の土師守さん(69)が報道各社に手記を寄せました。

この中で「私たち家族の次男への思いは、28年という年月が経過しても変わることはありません。加害男性からの手紙は今年も届くことはありませんでした。私たちの子供が、何故、加害男性に大事な生命を奪われなければいけなかったのかを知ることは、親としての責務だと思っています」と心境をつづっています。

その上で「加害男性には、自分が犯した事件に真摯に向き合ったうえで、私たちの思いに答えるような対応をして欲しい」としています。

土師さんはNHKのインタビューにも応じ、取り組んできた犯罪被害者への支援を求める活動について「自分が経験した苦しい思いをほかの人がしないようにと活動してきた。当時と比べると支援は充実してきたが、まだ課題はたくさん残されている」と話しました。

土師さんは国が「犯罪被害者庁」を設立するなどして被害者の生活支援や経済補償などを一元的にサポートする体制を整える必要があるとした上で「被害者といってもその状況はさまざまで、100人いれば100通りあると思う。それぞれに合った支援を考え、きめ細かに対応していくことが最も重要だ」と話していました。

手記の全文(原文ママ)

 

今年の5月24日は、私たちの次男の28回目の命日になります。

私たち家族の次男への思いは、28年という年月が経過しても変わることはありません。

加害男性からの手紙は今年も届くことはありませんでした。

私たちの子供が、何故、加害男性に大事な生命を奪われなければいけなかったのかを知ることは、親としての責務だと思っています。

加害男性には、自分が犯した事件に真摯に向き合ったうえで、私たちの思いに答えるような対応をして欲しいと思います。

兵庫県で犯罪被害者等支援条例が一昨年に施行され、昨年度からは見舞金の支給制度が開始されました。

事件後に、犯罪被害者、遺族は経済的に困窮する場合が多くみられるため、地方公共団体の見舞金制度は非常に恩恵のある制度だといえます。

見舞金制度を制定している市町村はかなり増えていますが、金額的には充分と言えず、市町村に加えて都道府県が見舞金制度を制定することで、被害者の状況の改善に繋がります。

しかしながら見舞金制度を制定している都道府県はいまだに少なく、そのような状況で兵庫県が見舞金制度を制定した意義は大きく、他の都道府県にも拡がって欲しいと思っています。

犯罪被害者の権利確立を目指した活動を、強いリーダーシップで主導してきた岡村勲弁護士が今年2月に逝去されました。

2000年1月の「あすの会」の設立後、岡村先生は先頭に立って活動しました。

その結果、2004年には犯罪被害者等基本法が成立し、それ以降も被害者参加制度や犯給法、少年法の改正の成立など多くの成果を残し、犯罪被害者を取り巻く環境は大きく改善しました。

一旦あすの会は解散しましたが、重要課題である経済補償の問題の改善が見られなかったことに危機感を憶えた岡村先生は、2022年3月に「新あすの会」を立ち上げ、昨年には犯給金の大幅な増加が決定されました。

まだ重要な課題は残っており、そのような状況で岡村先生が亡くなられた影響は非常に大きいと思いますが、残されたメンバーで岡村先生の遺志を可能な範囲で引き継いでいくことが出来ればと思っています。

犯罪被害は決して他人事ではありません。

今後、一般の方々の理解がすすみ、犯罪被害者を取り巻く環境が更に改善することを願っています。

2025年5月24日土師 守




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