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楽天 浅村栄斗 通算2000本安打達成 プロ野球 史上56人目

作者:未知 文章来源:NHK 点击数 更新时间:2025/5/24 16:46:35 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

プロ野球、楽天の浅村栄斗選手が、24日に仙台市で行われている日本ハム戦でヒットを打ち、通算2000本安打を達成しました。

浅村選手は23日夜の試合の第1打席で、18打席ぶりとなるヒットを打って、通算2000本安打まで残り1本として、24日に仙台市の楽天モバイルパーク宮城で行われている日本ハム戦に3番、ファーストで先発出場しました。

そして、1回の第1打席、1アウト二塁の場面で、ライト前に先制のタイムリーヒットを打って通算2000本安打を達成しました。

浅村選手は、塁上で記念のボードを掲げてファンの声援にこたえていました。

プロ野球の通算2000本安打は、2023年8月に、中日の大島洋平選手が達成して以来、史上56人目で平成生まれの選手としては初めての達成です。

楽天の選手としては、2015年に松井稼頭央さんが達成して以来、2人目となります。

豪快なフルスイングからの長打力が魅力

浅村栄斗選手は、大阪府出身の34歳。

右投げ右打ちの内野手で豪快なフルスイングからの長打力が魅力の選手です。

大阪桐蔭高校時代は、3年生の時に夏の甲子園で優勝し、その力強いバッティングとショートでの華麗な守備で注目を集めました。

2009年にドラフト3位で西武に入団し、勝負強いバッティングで2年目に1軍デビューを果たしました。

プロ5年目の2013年には、ファーストのレギュラーとしてゴールデン・グラブ賞を受賞したほか、平成生まれのプロ野球選手で初めて打点王に輝き、ベストナインにも選ばれました。

2014年以降、西武では主にセカンドを守り毎年のように100本以上のヒットを打ち順調にキャリアを重ねてきました。

そして、2018年のオフにFA=フリーエージェントで楽天に移籍し、2020年と23年にホームラン王に輝きました。

また、大きなけがもなく、西武時代の2015年8月8日から連続試合出場を続け、5月20日に途切れるまでプロ野球史上4番目、パ・リーグでは最長となる1346試合連続出場を記録しました。

寡黙な性格ながら楽天では、欠かせないベテラン選手として背中でチームを引っ張っています。

西武時代の渡辺久信元監督 “本当に成長 うれしい”

 

浅村栄斗選手には、西武時代、その将来性を信じて起用し続けた元監督の渡辺久信さんの存在がありました。

渡辺さんは、高校生から西武にドラフト3位で入団した浅村選手を、監督として5年間指導しました。

入団当時の浅村選手について、渡辺さんは「体の線は細かったが非凡なものがあり、広角に打てて勝負強さがあった」と振り返りました。

ショートとして期待されて入団した浅村選手でしたが、当時の西武には、ベストナインやゴールデン・グラブ賞を獲得していた中島宏之さんが不動のショートとして絶頂期を迎えていました。

それでも渡辺さんは「いちばんの魅力はバッティング。打席数を与えたい」と将来性を見込んで、2軍で試合に出場させたり、1軍でファーストやセカンドで経験を積ませたりするなど、起用し続けました。

渡辺さんが忘れられず、浅村選手自身も、プロ野球人生のターニングポイントになったという試合が、5年目の5月28日のDeNA戦にありました。

その試合で渡辺さんは、浅村選手を「7番・ショート」で先発起用しました。

しかし、浅村選手の記録に残らない守備のミスが相手の得点につながり、直後の打席で空振り三振をしたことで、序盤で交代を命じました。

ベンチに退いた浅村選手が、試合が終わるまで最前列で大きな声を出して味方を応援している姿を見た渡辺さんは、翌日の試合で浅村選手を初めて4番に抜てきしました。

渡辺さんは「野球に対する情熱や立ちふるまいをみて、チームを背負う選手になると確信していた。チームリーダーになる器を持っている選手でなければ4番に指名はできない」と話していました。

浅村選手は、そのシーズン4番を打ち続け、全試合に出場し、ホームラン27本、打点110で、打点王のタイトルを初めて獲得しました。

渡辺さんは「厳しいことを言ってきたが、今、中心打者としてチームの核になっている。本当に成長したと思うし非常にうれしい」と話していました。

一方、浅村選手は「ワンプレーの大事さについて厳しく指導されたことが、今、本当に生きていると思う。渡辺さんがいなかったら、ここまで来られていないと思う」と感謝の思いを口にしていました。

 




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