【動画解説】どうする？随意契約の備蓄米流通のカギは精米

随意契約の備蓄米の多くがいつ消費者に届くのか。通販サイトでは、発送や配送が6月7日以降、中旬以降などとなっています。販売する業者によって時期が違うんです。そこで、随意契約の備蓄米を流通させるポイントを【動画解説】でお伝えします。

【動画解説】1分43秒

5月30日おはよう日本で放送
※動画はデータ放送ではご覧いただけません

備蓄米を早く届けるためのポイントは“精米作業“だと指摘されています。

随意契約で備蓄米を引き渡される小売業者は、精米設備を持たないケースが多いんです。どこで精米するかが課題というわけです。

通常の流通で精米作業を担うのが卸売業者ですが、「楽天グループ」や「イオン」は、取り引きしたことのある卸売業者に委託するとしています。

また、各地に精米工場もありますが、業界団体によりますと、通常のコメに加えて、これまでに放出された備蓄米を精米している業者もあるということで、随意契約による備蓄米の精米にどれほどの業者が応じられるか懸念があるとしています。

どこかに余力はないのでしょうか。

こちらは5月27日、小泉農林水産大臣の発言です。

「酒造組合の一部などから『精米工場が空いている』と申し出が来ている。マッチングしていきたい」ということです。

たしかに、酒造りでも精米しますからね。

さらに、きょうから売り渡しの対象となったコメの販売店は、精米施設がある店が多いことから、スムーズに備蓄米を渡せれば早期の販売につながるという見方もあります。