打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口

小泉農相 コメ流通のあり方見直し “経路透明化し改善点検討”

作者:未知 文章来源:MSBN 点击数 更新时间:2025/6/1 16:28:48 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

随意契約で放出された備蓄米の店頭販売が相次いで始まる中、小泉農林水産大臣は、6月1日、都内のディスカウントストアやスーパーの売り場を視察し、店頭での価格や売れ行きなどを確認しました。
また、コメの価格高騰が続く中、一部の小売業者から流通のあり方を見直すよう求める声が上がっていることについて、小泉農林水産大臣は、流通経路を透明化し、改善すべき点がないか、検討する考えを示しました。

小泉農相 販売店視察「すごいスピードで対応 事業者に感謝」

東京 大田区にある大手ディスカウントストアの店舗には、正午すぎに小泉農林水産大臣が視察に訪れ、備蓄米が並んでいる様子を確認しながら、運営会社の社長から、価格を5キロ当たり税抜きで1980円、税込みで2139円に設定したことや、包装を簡略化して迅速な販売につなげたことなどの説明を受けました。

このあと小泉大臣は、東京 品川区にある大手スーパーの店舗も訪れ、運営会社の社長らから、備蓄米の販売状況とともに、コメが品切れしないよう心がけているものの、特に西日本の店舗でコメの品薄感が高まっていることなどの説明を受けました。

一連の視察のあと、小泉大臣は記者団の取材に応じ「すごいスピードで対応してくれた民間の事業者の皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べました。

その上で「銘柄米も価格を下げていかないと売れない気がするという声も聞いている。今回の備蓄米の投入で、備蓄米以外のコメ全体の価格にも一定の影響を与えることができる可能性がある」と述べました。

一方、農林水産省が、コメの販売店からの備蓄米の購入申請の受け付けを6月2日の午後5時でいったん休止することについては「上限に達するのではないかという状況なので、集計をする。また、申し込みで届いている書類の中には不備もあるようなので、その確認作業も必要だということで、いったん休止し精査をするということだ」と説明しました。

ディスカウントストア運営会社社長の問題提起に

 

大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の運営会社の吉田直樹社長は、5月、コメの流通のあり方をめぐって、最大の集荷業者であるJAグループと直接取り引きできる卸売業者が限られるうえ、消費者の手元に届くまでに複数の卸売業者が仲介することなどが価格高騰の一因となっているなどと指摘する意見書を、小泉農林水産大臣宛てに提出しました。

吉田社長は6月1日、小泉大臣が店舗を視察したあと、記者団の取材に応じ「魚や野菜など、ほかの食品と比べても、コメの流通経路は際立って前時代的だ。そういった問題提起がまずは必要であり、われわれも小売業者として全力を尽くしていきたい」と述べました。

これについて、小泉大臣は一連の視察のあと、記者団の取材に対し「何がこれだけの価格高騰を招く要因かを解明するうえで、ひとつの参考にすべき意見だ。コメの流通は透明化をしなければいけない」と述べました。

そのうえで「今回、随意契約という形で、一気に大手の小売業者やコメの販売店などに中間段階を抜いて届けていくことで、どれだけ順番に卸してきたのか、いくつもの階層があったことが、明らかになった。そこもしっかり見たうえで、次の政策につなげていければと思う」と述べ、今後、コメの流通のあり方について、改善すべき点がないか、検討する考えを示しました。

小泉農相 野村元農相発言に「ルールは存じ上げているつもり」

 

自民党の野村 元農林水産大臣は、5月31日に鹿児島県で開かれた会合で、小泉農林水産大臣が随意契約で備蓄米を売り渡す方針を、党の農林部会に諮らず決めたとして、「ほとんど自分で決めて自分で発表してしまう。ルールというものを覚えていただかないといけない」などと述べました。

これについて、小泉大臣は6月1日、都内で記者団に対し「農林部会長だったので、ルールは存じ上げているつもりだ。大臣がやることなすこと一つ一つを党に諮らなければいけないなら、誰が大臣になってもスピード感を持って大胆な判断はできない」と述べました。

そのうえで「政省令の改正とか運用とか、そういったことは大臣の決めるべきことで、私はこれがルールだと思う。私が大臣になって、そこがルールだということを、省内にも徹底させたい」と述べました。

自民 森山幹事長 “安心して再生産 安定的に届けられる価格を”

 

自民党の森山幹事長は高松市で講演し「きのうから宮城県や東京都の一部で店頭に並ぶようになった。もっと広い地域で2000円のコメが売られていくことになる」と述べました。

そのうえで「大事なことは、国民の主食なので、どれくらいの値段が適切なのかということと、農家が生産できるコストが担保されなければならないということだ。農家が引き続きコメをつくろうという気持ちになってもらわないと生産されず、安ければよいというものではない。生産者が安心して農産物の再生産ができ、消費者に安定的に届けられる価格こそ、目指すべき方向性だ」と述べました。

また、今後の農業政策について「農家の人たちに『次の世代にしっかりした農業を渡すことができる』と言ってもらえるよう、政府・与党が一体となって強い決意を持って取り組んでいかなければならない」と述べました。

国民 玉木代表「本質的な農政改革も同時に進めるべき」

 

国民民主党の玉木代表は、仙台市で記者団に対し「備蓄米を放出して、できるだけ安いコメを届けるという政府の対応は、円滑に進んでほしいと期待しているが、一方で農家からすると、生産コストも上がって厳しい状況で、価格を下げればいいというものでもない。消費者の手取りを増やして『買う力』をつけていくのと同時に、農家の手取りを増やす政策が大事だ。事実上、続けてきた減反政策をやめ、生産費を下回る販売価格になった場合は直接支払いで所得補償をしていく政策に、大きく転換していくことが不可欠で、本質的な農政改革も同時に進めていくべきだ」と述べました。




打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口