メッツは5月31日、本拠地のニューヨークで、今シーズンここまで9勝48敗といまだふた桁勝利に届かないロッキーズと対戦しました。
ここまで5勝3敗、防御率1点台と好調を維持している千賀投手は、中5日で先発登板し、1回、ソロホームランを打たれて先制点を許したものの、3つのアウトはいずれも三振で奪いました。
メッツ打線は直後の1回ウラ、1アウト満塁から5番のベイティ選手が走者一掃となるタイムリースリーベースヒットを打つなど、この回4点を奪って逆転しました。
援護をもらった千賀投手は2回、代名詞の鋭く落ちる“おばけフォーク”で2者連続三振を奪うなど持ち味を発揮し、その後も変化球を効果的に使ってヒットを許さず、6回までいずれも打者3人ずつで抑えました。
メッツ打線も千賀投手の力投に応えて、この試合前まで打率2割2分台と低迷していた強打者のソト選手に5月9日以来18試合ぶりにホームランが出るなど、7対1とリードを広げました。
千賀投手は7回、コントロールが乱れてフォアボール2つを出し、1アウト一塁二塁としたあと、続くバッターにタイムリーヒットを打たれて2点目を失い、ランナーを2人残したままマウンドを降りました。
代わったピッチャーがピンチを切り抜けて追加点を許さず、千賀投手は7回途中2失点で球数が92球、打たれたヒットが2本、与えたフォアボールが2つ、三振は7つ奪いました。
防御率は1.60となって、ドジャースの山本由伸投手の1.97を上回って、リーグのトップに立っています。
メッツは8回にも1点を追加して、8対2で勝って2連勝とし、千賀投手が6勝目をあげました。
一方、ロッキーズはこれで7連敗で、通算成績は9勝49敗となりました。
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