女優の相武紗季さん(22)とプロ野球・ヤクルト前監督の古田敦也さん(42)がフジテレビ系の北京五輪中継番組のスペシャルキャスターを務めることが21日明らかになった。2人ともキャスターは初挑戦で、相武さんは「挑戦」という色紙を掲げて「あまり考えすぎないで楽しみながら、自分の思ったこと、感じたことを見ている方に伝わるように、素直に表現していきたい」、古田さんは「現場で起きた興奮と感動を、そして4年間そこに向けて一生懸命やってきた選手たちの思いを、しっかりと伝えたい」と力強く抱負を語った。
相武さんは、小谷実可子さんにあこがれて、小学校5年生のころからシンクロナイズドスイミングを始めたといい、「高校時代は競泳をやっていたので、シンクロと競泳は注目したい」と話した。古田さんは、88年のソウル五輪に出場し、当時は野球は公開競技だったものの銀メダルを獲得した経験があり、選手村で日本選手を応援した経験を例に挙げて「日本選手を応援するという気持ちで一体になれた。北京五輪でも“日本人強いな”と世界各国に思わせるようなサポートをしたい」と「打倒世界」と色紙に書いた。
2人はこの日が初対面で、古田さんは「スポーツマインドの強い方なので、選手目線に立っていろんな思いを伝えてくれるんじゃないかな、と頼もしく思いました」、相武さんは「ちょっと怖いのかなと思っていたんですが、すごく穏やかな方で場を盛り上げてくださり、本当に大きな存在で頼りになるなあと思います」と好感触。古田さんはキャスターの依頼に、妻で元フジテレビアナウンサーの中井美穂さん(42)に相談したといい、「『いいんじゃない、頑張って』と言われました。一つ注文があったのは人に伝えるために滑舌をよくするよう練習しなさいと言われた」と明かし、「原稿をかまないように頑張りたいと思います」と意気込んでいた。
民放各局が中継を担当する競技は22日午後3時に民放連から発表される予定。【細田尚子】