映画「オリヲン座からの招待状」(監督三枝健起)が24日に閉館する神奈川・厚木テアトルシネパークの最後の上映作品に選ばれ、主演の宮沢りえ(34)と加瀬亮(33)が16日、舞台あいさつに立った。同市で唯一の映画館だが、入館する「パルコ厚木店」の閉店に伴い閉館。同作品は昨年11月に公開され、既に多くの映画館で上映を終えているが、人気投票で最後の上映作品となった。
京都の小さな映画館を守り抜いた夫婦の物語。りえは「ここ(厚木)はなくなりますが、これからも映画館に足を運んでください。私も頑張ります」と複雑そうな表情で話した。
また、「忠臣蔵 四十七人の刺客」(94年)でメガホンを取り、13日に92歳でなくなった市川崑監督を振り返り「京都弁はあれ以来2度目」としんみり。「監督に頂いた素晴らしい瞬間の数々を胸に、心からご冥福をお祈りします」とコメントした。