章子怡(チャン・ツィイー)、鞏俐(コン・リー)らは、国際的演技派女優として高い評価を受けながらも、英語力が乏しいとして批判の声も少なくない。こうした中華圏芸能界における英語の必要性が高まりを見せる中、陳凱歌(チェン・カイコー)監督の新作映画『無極』の主演女優、張柏芝(セシリア・チョン)が、映画撮影が終了次第、半年間、カナダと米国に留学し、英語学習に励むことが明らかになった。19日付で中国新聞社が伝えた。
セシリア・チョンは以前、「『無極』が、国際映画市場で認められたら、映画の名に恥じないよう、流暢な英語でプロモーションをしたい」とコメントしていた。
高校時代をオーストラリアで過ごしたセシリア・チョンだが、長期間、華人社会の中で生活、また早くから芸能界の仕事を始めため、英語レベルは日常会話程度と言われている。そのため、今後、報道陣の質問に英語で対応する場合や、さらにはハリウッド作品への出演となれば、短期集中型の訓練も必要となる。
『無極』は、今年9月にクランクアップ予定。来年5月には、カンヌ国際映画祭や世界各国の映像展に出品、2006年にはアカデミー賞ノミネートも視野に入れた大々的なプロモーションも計画中だという。
業界では、「セシリア・チョンは、米国公演中にある有名な映画関係者と知り合い、その人物から、あるカンフー映画への出演依頼をされている。セシリア・チョンが突然留学を思い立ったのは、そのためではないか」との見方も強い。(編集担当:田村まどか)