セイコーエプソンは、自律飛行する手のひらサイズのロボット「マイクロ・フライング・ロボットμFR-2」を開発したと発表した。あらかじめ入力したとおりにホバリングや旋回などをするほか、飛行中に画像を撮影して地上のモニターに無線送信することができる。より安定して飛行できる改良を重ね、他の機能も盛り込んで2年後の実用化を目指している。
重さは12.3グラムで、同社によれば世界最軽量という。直径13.6センチ、高さ8.5センチ。2枚のローターを逆方向に回転させて飛ぶ仕組みで、連続飛行時間は3分。昨年11月に発表した試作版の「μFR」が電源ケーブルにつないでいた点を改良、電池を積んだ。
2年後の実用化では、外出時に各部屋をパトロールさせて防犯チェックさせる、などの機能を考えている、という。また将来は、人間が行けない狭い場所や危険な所で作業に当たらせることも考えられている。
27~30日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開かれる「未来創造フェスタ」(発明協会主催)の先端技術フェアに出展される。
(08/24 18:32) |