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チリ沖に世界最大の溶岩流 東京ドームの10万杯分

作者:汉拿锡  来源:朝日新闻   更新:2004-8-25 8:07:00  点击:  切换到繁體中文

 

 
チリ沖で発見された世界最大の溶岩流(左側)=海洋研究開発機構提供
チリ沖で発見された世界最大の溶岩流(左側)=海洋研究開発機構提供

 東太平洋のチリ沖の海底で、世界最大の溶岩流を、海洋研究開発機構と静岡大のチームが有人潜水調査船「しんかい6500」を使って発見した。約2万~3万年前に大規模な海底噴火があったとみられ、溶岩流の体積は東京ドームの10万杯分。

 7月に、チリの沖合4000キロ余り、水深約3400メートルの海底で見つけた。南北40キロ、東西15キロにわたって広がり、推定体積は約19立方キロ。面積では東京23区のほぼ半分、体積は、山手線の内側を厚さ300メートル余りで埋め尽くす量だ。

 溶岩流の形などから、10年ぐらいの間に噴出したのではないかという。

 大洋底の中央には海底火山が連なった海嶺(かいれい)が走っており、地球上の火山活動が集中している。だが、今回の溶岩流は、東太平洋の海嶺から西へ数キロ離れた地点。

 研究チームは「定説では、海嶺の外側で、これほど大量のマグマが噴出するとは考えられない。新たなタイプの地殻活動の研究につながる」と話している。 (08/24 23:16)


 

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