国立天文台と宇宙航空研究開発機構は27日、日本で3番目の太陽観測衛星SOLAR-Bに搭載する可視光磁場望遠鏡が完成したと発表した。衛星は06年夏に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所からM5ロケットで打ち上げられる。
同望遠鏡は直径1メートル、長さ2メートル、重さ110キロ。主鏡の口径は50センチで、識別能力は従来の10倍以上。太陽面の150キロの大きさを判別できる。高さ約500キロの軌道上から地上の50センチの大きさのものを識別できる能力に相当する。
太陽表面の活動は、人工衛星のトラブルの原因にもなるため、太陽活動の予報精度向上も狙っている。 (08/27 19:28) |