8月末の日本の外貨準備高は、7月より83億ドル余り増えて過去最高を更新、5年9ヶ月連続で世界最高となりましたが、急速な経済成長を続ける中国がわずかの差で首位に肉薄しています。
財務省が7日発表した8月末の外貨準備高は、7月より83億ドル余り多い8477億6600万ドルで、過去最高を更新しました。アメリカの長期金利低下で、保有するアメリカ国債の時価評価が膨らみました。
また、IMF=国際通貨基金による国際比較では、日本は5年9ヶ月連続でトップを維持していますが、中国本土と香港を合わせた外貨準備高も8184億ドルに達しています。
貿易黒字の拡大と人民元切り上げへの期待で外貨が大量に流入しているためで、日本との差はわずか156億ドルに迫っています。