バレーボールのアジア女子選手権第6日は6日、中国太倉で準々決勝を行い、日本は北朝鮮を25-20、25-13、25-14のストレートで降して準決勝に進んだ。
杉山や大友(ともにNEC)宝来(JT)の長身3選手が速攻とブロックで得点を重ね、試合時間はわずか57分だった。
大会10連覇を目指すアテネ五輪金メダルの中国はベトナムに3-0で快勝した。(共同)
▽柳本晶一監督 北朝鮮はやったことがなかったので最初、戸惑った。こっちのブロックをいなしてきたらいやだな、と思っていたが、選手は一人一人が自分の役割をよく理解して落ち着いて対応した。(共同)
〇…守備型の北朝鮮に対し、日本は主力を投入して注意深く戦ったが、第1セットは粘り負けする場面も多く18-18まで競り合った。流れを変えたのは、セッター竹下の冷静な判断だった。
相手の特徴を把握し「レフト攻撃に2枚ブロックできっちりきていたので、それをかわす狙いで」と、戦略的なトス回しに活路を見いだした。レフト攻撃を減らして、187センチの宝来や184センチの杉山、183センチの大友による速攻を次々と仕掛け、相手の防御を打ち破った。(共同)