【ワシントン木村旬】米ニューヨーク・ポスト紙は15日、米メディア・娯楽大手のタイム・ワーナーが同社のインターネット部門のアメリカ・オンライン(AOL)を米マイクロソフトに売却する方向で交渉していると報じた。ロイター通信も同様の内容を伝えた。
同紙によると、マイクロソフトは、自社のネット部門「MSN」とAOLを統合し、ライバルのヤフーやグーグルに対抗する考え。両社は数カ月以内の合意を目指しているが、不調に終わる可能性もあるという。
タイム・ワーナーとAOLは01年1月、総額約1100億ドルの大型合併を果たした。だが、AOL部門は、ブロードバンド(高速大容量通信)の普及で不振が続き、AOLは社名からも外れた。
2005年9月16日