プロ野球・巨人の来季監督候補の1人として名前が挙がっている野球解説者の江川卓氏(50)が、GM(ゼネラル・マネジャー)に就任した!と言っても、野球ではなくドッジボールチームの話。日本テレビのバラエティー番組の企画で、「他からオファーが来なかったので引き受けた」と江川氏。はっきりしない巨人の監督問題にしびれを切らして他チームに“移籍”した!?
江川氏がGMに就任したのは「アメリカンドッジボール」のチーム「Teamひらめ筋」。18日に都内で会見が行われた日本テレビのスポーツバラエティー「ひらめ筋GOLD」(10月15日スタート、土曜後7・00)の企画の1つで、ドッジボールリーグ「Dリーグ」を立ち上げ戦っていく。
江川氏は開口一番「なかなか他からオファーがこない。“ひらめ筋”からオファーが来たので引き受けた」と巨人監督問題をにおわせニヤリ。同席した「ひらめ筋」のメンバーでお笑いコンビの雨上がり決死隊ら“選手”に「オファーが来たらどこでも引き受けるんですか?」と突っ込まれ、「そうなんですが」と球界復帰に色気たっぷり。
さらに「江川GMが来たらチームが変わった」という選手の賛辞に「そう言ってもらえると、(巨人から)声もかかるんじゃないかな」とノリノリ。選手らから「今、声がかかってなかったら、ないんじゃないですか?」と突っ込まれても、「微妙な時期?そうなってしまいました。そんなはずじゃなかったんですが」と冗舌。巨人からのオファーを心待ちにしている様子を見せた。
江川氏は今後、GMとして番組内でドッジボールの放送がある時はレギュラー出演。巨人の監督問題はまだ決着をみていないが、同局のプロデューサーは「うちとしては、(巨人の監督やコーチと)両立していただきたい」と語った。果たして、球界とドッジボールの前代未聞の“両立”はあるのか…?
スポーツニッポン 2005年9月19日