シリーズ2作で計約40万枚を売り上げた人気DVD「スキージャンプ・ペア」が映画化され、スキージャンプの船木和喜選手(30)と元ノルディック複合日本代表でスポーツキャスターとして活躍する荻原次晴(35)が出演する。
DVDは2人組でスキー板に乗ってジャンプ台を滑り降り、空中で技を披露するという想像上の競技をCGでコミカルに描く作品。第1弾は03年、第2弾が昨年発売され、国内外の映画祭でも絶賛された話題作だ。
劇場版「スキージャンプ・ペア Road to Torino2006」は実写を交え、物理学博士と双子の息子が競技を開発し、架空の“トリノオリンピッグ”に正式種目として認められて、それに出場するまでの歩みをドキュメンタリー形式で描く。
船木と荻原は実写部分で銀幕デビュー。「ペアジャンプに挑戦しないか」と誘われた当時を振り返り、インタビューに応じるという設定。現実では来年2月の本物のトリノ五輪を目指す船木だが、劇中では「転向していたらペアジャンプでトリノを目指していたかも」と笑顔。現役時代は双子の兄・健司とともに活躍していた荻原は「挑戦しておけばよかった。ペアだったら(長野五輪で)メダルいけたかも」などと話している。
このほか俳優の谷原章介(33)がナビゲーターとして登場し、アントニオ猪木(62)ガッツ石松(56)がゲストで出演。来年1月公開予定。
スポーツニッポン 2005年9月19日