アメリカのブッシュ大統領は20日、ニューオーリンズなどアメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」の被災地域を訪れました。視察はこれで5回目で、異例の頻度と言えます。
「私の最初の視察の時、皆さんは傷つき、悲しみの中にいましたが、皆さんの中に『やれば出来る』という気持ちを見てとりました。そして今、その気持ちが実を結びつつあります」(ブッシュ大統領)
ブッシュ大統領は20日、ミシシッピ州やルイジアナ州を訪れ、復興に向けて積極的に取り組む精神が重要だと強調しました。
ブッシュ大統領の視察は、今月2日の最初の訪問から20日あまりの間に5回という異例の頻度ですが、救援活動の初動の遅れに対する政権への批判が続く中、ブッシュ大統領としても、なんとか政権の取り組みをアピールしたいと必死になっていると言えそうです。
こうした中、アメリカ南部では、新たにハリケーン「リタ」が発生し、ルイジアナ州ニューオーリンズに被害を及ぼす可能性が出てきています。