【カイロ支局】AFP通信などによると、バグダッドと南部のカルバラを結ぶ幹線道路で19日、イスラム教シーア派の巡礼者を狙ったとみられる自爆テロが2件あり、巡礼者や警官など10人が死亡した。カルバラでは同日、シーア派の宗教行事があり、数万人の巡礼者が集まっていた。
一方、イラク南部のバスラ郊外で同日、米紙ニューヨーク・タイムズのイラク人ジャーナリスト、ファヒル・ハイダさん(38)の遺体が発見された。頭部を銃で数発撃たれていたという。ハイダさんは18日夜、自宅から何者かに拉致され、行方が分からなくなっていた。「国境なき記者団」(本部・パリ)によると、03年3月のイラク開戦以来、イラクで死亡したジャーナリストはハイダさんで68人目となった。
毎日新聞 2005年9月20日 10時30分