NTT東日本と西日本は21日、110番、119番、118番で警察、救急、海上保安庁にかけた際、受話器を置いた後、警察などから折り返し連絡できる固定電話の「呼び返し」機能が使えない電話機が35機種、125万台あることがわかったと発表した。両社の固定電話契約の5878万件の約2%にあたる。電話機のソフトの不具合が原因。両社は問題の電話機でも「呼び返し」を受けられるよう、12月をメドに交換機の機能を修正する。
「呼び返し」は通報者が通話を終え受話器を置いた後でも、10秒程度回線を接続状態のままにして警察などから通報者を呼び出し、必要な連絡ができる機能。今年7月に一部のビジネス用ファクスで不具合が判明し調査していた。