米大リーグ、マリナーズ傘下の3Aタコマに所属していた木田優夫投手が、マイナーで今季を終えた。16日に3Aパシフィックコーストリーグのプレーオフ決勝で敗退。あと2週間足らずとなったメジャーへの昇格もなさそうだ。
今季は8月上旬に昇格したが「3日間で1試合だけだったので、残念な年だった」という。メジャー再挑戦を決めた2003年から、毎年マイナー契約でスタートしながら2年連続して大リーグでシーズンを終えてきただけに、悔いが残るようだ。
しかし、一方で収穫もあった。一昨年は交通事故、昨年はヘルニア手術で出遅れたが、今季はシーズンを通して投げ切った。3Aとはいえ、シーズン途中からは抑えを任され、オールスターにも選ばれた。
今後は「契約のことも含めて未定」という。だが、37歳になった木田の気持ちは「来年も野球をやろうと思っています」と前を向いている。(共同)
毎日新聞 2005年9月20日 8時37分