自民党・旧橋本派への1億円献金事件の裁判に、橋本龍太郎元総理大臣が、11日午後、証人として出廷します。総理大臣経験者が法廷で証言するのは極めて異例です。
この裁判は、元官房長官で旧橋本派の会長代理だった村岡兼造被告が、日本歯科医師会側からの1億円の献金を、裏金として処理したとして、政治資金規正法違反の罪に問われているものです。
村岡被告は全面的に無罪を主張しており、検察側の主張に対抗するために、旧橋本派の幹部を次々と証人として申請しています。
すでに青木幹雄・自民党参議院議員会長らが証言を行っていますが、11日午後には、当時、派閥の会長だった橋本龍太郎元総理大臣が証人として出廷します。
総理大臣経験者が、法廷で証言するのは極めて異例です。検察側は、橋本氏が、日本歯科医師会側から1億円の小切手を直接受け取ったと主張していて、11日の橋本氏の証言内容が注目されます。