横浜の若林貴世志オーナー(62=TBS副社長)が30日、横須賀市内の秋季キャンプを視察したが、ナインに楽天と親会社TBSの経営統合の経過説明はなかった。同オーナーは21日に「一連の騒動について説明します」と発言しながら、この日は練習見学だけ。「陣中見舞いです。選手に説明?何も言っていません」と語った。
これにはナインも拍子抜け。石井は「経営の問題を説明しようがないでしょう」と話したが、ある主力選手は「説明もないし何で来たんですか?何かあったんですかね」と逆に不安を募らせた。21日の実行委員会で楽天本社が球団の二重保有を禁じた野球協約に抵触するとの見解が示されたが、若林オーナーは「オーナー会議(11月4日)でどう判断するか。それが決まらないと次の段階にいけない」と静観する構えを示した。