成長期に紛争に巻き込まれる子ども兵士の実情を知ってもらおうと、ミャンマーとウガンダの元少年兵2人が国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」日本支部の招きで来日し今月、東京など全国14カ所で講演会「子ども兵士のいない世界を目指して」を開く。
来日するのは、13歳でミャンマーの反政府勢力に参加したゼヤーリンさん(26)と、8歳ごろウガンダで少女兵になったチャイナ・ケイテッツィさん(29)。
アムネスティ・インターナショナルによると、子ども兵士はアフリカに約10万人、アジアに数万人いると推定されている。残酷な任務を命じられるケースが多く、十分な教育を受けられないため社会復帰が困難だという。
2人は11月19日に東京都内で講演するほか、ゼヤーリンさんが11月5~15日に札幌、名古屋など6会場で、チャイナさんが同24日~12月4日に徳島、松江など7会場で講演する。詳細はアムネスティ・インターナショナル日本支部のホームページhttp://www.amnesty.or.jp/か、電話03・3518・6777(東京事務所)、06・4395・1313(大阪事務所)へ。【吉富裕倫】