ローソンは12日、「未来のコンビニを考えよう」と子どもたちの意見を聞く「こども臨時取締役会」を東京都内の多目的ホールで開いた。全国から集まった3歳から12歳までの20人が、新浪剛史社長らに「みんながリラックスできるような店にして」などと提案した。
参加したのは、「未来のコンビニ」をテーマに同社が募集した作文や絵の優秀賞受賞者。愛知県の山本夏未さん(11)が「おじいちゃん、おばあちゃんも使ってくれるコンビニがあればいい」と述べると、国崎武敏常務執行役員が「値札が見やすいように大きくしたり、買い物かごを少し小さくすることを考えています」と、検討中の計画を披露する場面もあった。
今回の「取締役会」は創業30周年を記念したイベントだが、新浪社長は「われわれ大人は、コンビニから夢をなくしていたかも。こんな会合は、定期的に開いてもいいと思う」と話していた。【古田信二】