人気ロックグループ「SOPHIA」がデビュー10周年記念公演として初の“バーチャルライブ”を行う。
製作費2億円をかけた豪華セット。「遙かなる宝島」と名付けた公演タイトル通り、会場全体を巨大な海賊船にし、メンバーと観客が一緒に航海する感覚を味わえるような仕掛けになっている。
まず、ステージ中央に縦10メートル、横20メートル以上の巨大ビジョンとスクリーンを3層に配置し、立体的な映像空間を実現。さらにステージが縦横に揺れ動く仕掛けも施し、まるでテーマパークのバーチャルアトラクションのような感じ。音響も前後左右からサラウンドに響き渡るよう工夫を凝らしている。
構想を練ったリーダーでボーカルの松岡充(34)は「生きていく上でのいろんな価値観、それを揺らしたい。数時間の作品としてこのライブを見せて、バーチャルな体験をしてもらえれば」と話している。公演は専用劇場のようになるため、東京、大阪の2会場のみ。東京は新宿の厚生年金会館で20、22、23、25、26日に計5公演、大阪は厚生年金会館大ホールで30日と12月2、3日の計3公演。10周年記念のベスト盤も発売され、1週間で10万枚を突破した。