首位のガ大阪(勝ち点57)、2位セ大阪(56)、3位鹿島(55)が勝ち点差2にひしめく。4位の浦和も53で、優勝争いは予断を許さない。
ガ大阪は敵地で、3連勝中の大宮と戦う。大宮は守りが再び安定したきたものの、個人技の高いチームに対してはこれまでも防ぎきれていない。ガ大阪にとっては難しい相手ではなさそう。13試合負けなしで2位に浮上したセ大阪は好調の大分を迎えるが、出場停止だったファビーニョ、久藤ら主力も戻る。優勝争いの重圧だけが気がかりだ。
3試合連続の引き分けで後退した鹿島は、3連勝の横浜マとの対戦。小笠原を負傷で欠くうえに、守りのかなめ、大岩も出場停止で苦しい。
J1残留争いも大詰め。前節に18位神戸のJ2自動降格が決まり、勝ち点26で17位の名門・東京ヴもがけっぷちに立つ。名古屋に敗れ、16位の柏が広島に勝って勝ち点を34に伸ばすと、東京ヴは降格が決まる。しかし、柏もエース玉田が右足を痛め、FWクレーベル、レイナウドが出場停止と厳しい布陣。次節の26日は直接対決となる。
J2では、J1に自動昇格する2位確定に王手をかけている勝ち点73の福岡が徳島を迎える。引き分け以上で昇格が決定。敗れても3位仙台が水戸と引き分け以下なら決まる。【小坂大】
毎日新聞 2005年11月22日 19時14分