警視庁保安課と新宿署は24日、風俗店の営業が禁じられている地域内のホテルで個室マッサージ業を営んだとして、不動産会社社長、森下景一容疑者(54)と関連会社社員ら計8人を風俗営業法違反(禁止地域内営業)容疑で逮捕したと発表した。森下容疑者はテレホンクラブ「リンリンハウス」など多くの風俗産業を経営し、業界で「日本の風俗王」と呼ばれているという。
調べでは、森下容疑者らは22日、自ら経営する東京都新宿区歌舞伎町のホテルを個室マッサージ店として使用し、女性従業員(29)に男性客(40)への性的サービスをさせた疑い。
ホテルが入っている建物内に「風俗案内所」や「出張風俗店」の受付カウンターを置き、実質的に客室を個室マッサージ店として使用していた。今年1月以降、約3億9000万円を稼いだとみて追及する。【合田月美】
毎日新聞 2005年11月24日 12時47分