IT企業「楽天」の元副社長で、横浜市立東山田中学校の本城慎之介校長(33)が6月、修学旅行の引率中に教諭と飲酒していたことが分かった。市教委は校外学習引率中の飲酒を禁止しており、減給または停職の懲戒処分の対象になる。市教委は「好ましいことではない」と話し、調査結果を踏まえて処分を決める。本城校長は今春の公募で採用された。
市教委によると、修学旅行は6月4~6日の2泊3日で京都、奈良など4府県を回る日程。本城校長ら教諭10人が3年生157人を引率した。宿泊先の京都市内のホテルで生徒の部屋を見回るなどした後の5日午前3時半ごろ、本城校長と教諭数人がホテルの一室に集まって缶ビールやウイスキーなどを約30分間飲んだ。本城校長も350ミリリットルの缶ビール2本を飲んだという。本城校長は「禁止は知っていたが、認識が甘かった」と話しているという。【堀智行】