皇太子ご夫妻の長女、敬宮(としのみや))愛子さまは1日、4歳の誕生日を迎えた。「皇室典範に関する有識者会議」の報告通りに皇室典範が改正されれば、将来、史上9人目の女性天皇になる愛子さま。健康状態、成長ぶりともに良好で、来春から学習院幼稚園に通うのを楽しみに過ごしている。
宮内庁によると、愛子さまは、普段は東京・元赤坂の御用地内にある住まいの東宮御所で、皇太子ご夫妻や職員を相手に、おもちゃを使ったお料理ごっこなど「ごっこ遊び」や替え歌遊びなどをしている。童謡「森の熊さん」の替え歌で、「ある日、愛ちゃんのお弁当はおにぎりとトマトよ」と歌ったこともあった。最近では、「あといくつ寝ると4歳かな」と誕生日を心待ちにしていたという。
皇太子さまや雅子さまに連れられて、4月から週2回、総合児童センター「こどもの城」(東京都渋谷区)に通い、同じ世代の子どもたちと歌遊びや紙芝居などをしている。10月には、センターの子どもたちと御用地内で芋掘りを楽しんだ。友達が風邪で休むと先生に名前を挙げて心配したり、屋外ではバッタやカエルを怖がらずに捕まえたりすることもある。
担当侍従は「身長、体重は4歳児の標準を上回っており、ご成長や発達は順調なご様子です」と話している。【遠山和彦】