今年7月から9月期の企業の設備投資は1年前より9.6%増加し、中でも製造業は18.7%と過去最高の伸びを記録しました。
財務省が発表した今年7月から9月期の法人企業統計は、全産業の売上高が344兆211億円となり、前の年を4.6%上回りました。
石油・石炭や鉄鋼業など製造業の多くが増収増益だったほか、超高層マンションブームで不動産や建設も好調だったため、経常利益も6.6%増え、これで13期連続の増益となりました。
また、焦点の設備投資は、情報通信機械などは減少したものの、輸送用機械や化学、不動産が大幅に増えた結果、全産業ベースで9.6%増えて12兆5644億円となり、これで10期連続のプラスとなりました。中でも製造業の設備投資は18.7%多い4兆6144億円に達し、現在の方式で統計を始めた2001年の7-9月期以来、最高となりました。(05日11:19)