洗濯機や冷蔵庫、掃除機など、いわゆる白物家電5品目の世界需要は、中国やロシアなどでの需要拡大を受けて、2008年まで堅調に推移するとの予測を発表しました。
電機メーカーなどでつくる日本電機工業会が5日に発表した白物家電の世界市場での需要は、洗濯機、冷蔵庫、掃除機、電子レンジ、炊飯器の5品目とも2008年まで堅調に推移すると予測しています。
2004年から2008年の需要の平均伸び率は、炊飯器が4.6%と最も高く、次いで洗濯機4.2%、冷蔵庫3.4%、電子レンジ3.1%と、いずれも3%以上の伸びを確保。一番低い掃除機でも1.8%の増加を予測しています。
日本や北米などの市場で安定した買い替え需要が見込まれるほか、中国をはじめとするアジアやロシアなどでは、経済成長に伴う需要拡大が期待できるためです。
中でもコメの食事が多い中国市場での炊飯器の伸び率が高く、2008年には炊飯器の世界需要の過半数を中国が占める見通しです。(05日15:39)