2006年春の褒章の伝達式が17日、東京都千代田区の如水会館であり、学術・研究、芸術、スポーツなどの分野で功績のあった人に贈られる紫綬褒章を団体として初めて受章した野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」日本代表の王貞治監督(65)(ソフトバンク監督)と、トリノ五輪フィギュアスケート女子で金メダルを獲得した荒川静香さん(24)が、小坂憲次文部科学大臣から賞状などを伝達された。
王監督は「我々だけでなく野球界全体の頑張りが認められたということ」と喜びをかみしめ、荒川さんは「いろんな功績がある人の中で、私だけが若かった。これからの人生で、栄誉に恥じないようにしないといけない」と表情を引き締めていた。
(2006年5月17日13時48分 読売新聞)