インドネシア・ジャワ島中部地震からきょうで1週間です。国内外からの支援が本格化する一方で、被災者は今もわずかな物資で避難生活を送っています。現地からの報告です。
地震発生から1週間が経ち、被災地では当初の混乱は少しずつ収まり、配給された支援物資を一つ一つの家庭まで送り届ける体制作りが固まりつつあります。
支援物資は、インスタントラーメンやビスケットなど様々です。いくつかの中継点を経て届けられた支援物資は、代表者が取りに来て、それぞれの村に運びます。しかし、住民のほとんどが被災したこの村では、支給される量は需要を満たすには程遠く、村人達はそろって不満を口にします。
「支給されるのは必要な量の4分の1くらいで、全く足りません」(村長)
6千人以上が命を失い、60万を超す人々が家を失った今回の地震。支援物資の不足、衛生状態の悪化、住宅の再建など問題が山積みのまま、被災者はまた次の1週間を迎えます。(03日02:31)