高尾紳路(しんじ)本因坊(29)が山田規三生(きみお)九段(33)を2勝1敗とリードして迎えた第61期本因坊決定戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第4局は13日、佐賀県唐津市の唐津シーサイドホテルで2日目の対局が始まった。
前日に続き晴天に恵まれた玄界灘に面する対局室に、高尾、山田の順に入室。定刻午前9時になって立会・大竹英雄名誉碁聖が声をかけ、前日の手順が盤上に再現された。
黒61までが並べられたところで、大竹名誉碁聖が封じ手を開け、「10の十四です」と読み上げた。山田が白石を盤上に打ち、対局が再開された。
封じ手白62は控室でも予想されていた一手で、中央の黒への攻めをうかがうとともに下辺の模様化を目指した。高尾も予想していたのか、以下は比較的早く手が進み、黒は下辺を荒らした。
山田は53分の長考で、白76で黒の応手をうかがった。高尾は7分で黒77と応じた。【山村英樹】
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毎日新聞 2006年6月13日 11時29分 (最終更新時間 6月13日 11時43分)