「東京都立奥多摩湖畔公園山のふるさと村」の管理委託費流用問題で、河村文夫・奥多摩町長が13日の町議会定例会で流用の事実を公式に認めた。内部調査委員会で、流用金の使途などを調査する。 この問題は、同町総務課長(57)がふるさと村の担当だった96~01年度、地域住民でつくる「奥多摩湖愛護会」に支払うはずだった臨時職員賃金など5100万円を流用していた。毎日新聞の報道で明らかになった。 この日、河村町長は同日の本会議開始前に議員を集め、総務課長による流用を認め、一般質問でも「不適切な会計処理があったことは事実。私を含め関係職員の責任は免れない」と答弁した。【岩佐淳士】
毎日新聞 2006年6月13日 14時08分