【ワシントン吉田弘之】メキシコ湾を北上していた熱帯暴風雨「アルベルト」は13日午後、米フロリダ州北西部に上陸した。沿岸部に近づくにつれ勢力を弱め、上陸後の最大風速は約18メートルにとどまり、ハリケーン(同33メートル以上)には発達しなかった。米国立ハリケーン・センターによると、アルベルトは14日早朝には熱帯低気圧となる見込み。
フロリダ州北部を中心に局地的に約120ミリの降雨があった。沿岸で高潮が押し寄せるなどして各地で道路が冠水したり家屋が浸水し、約1万1000世帯が停電した。
毎日新聞 2006年6月14日 10時39分