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梅雨前線:沖縄地方で断続的豪雨、各地で土砂崩れ相次ぐ

沖縄地方は梅雨前線の影響で断続的豪雨に見舞われ、県内各地で土砂崩れが相次いだ。これまでに那覇市と中城(なかぐすく)村の39世帯に避難指示や勧告が出された。沖縄気象台によると、14日昼ごろから再び強い雨が降る恐れがあり、警戒を呼びかけている。

 那覇市首里鳥堀町では12日夜、斜面に建てられた地下2階、地上3階の賃貸マンション駐車場に約40メートルの亀裂が入り、敷地が斜面の下方向にずれているのが確認された。駐車場は最大約1メートル陥没し、支柱も曲がった。市は倒壊の恐れがあるとしてマンションの14世帯40人に避難指示を、周辺の14世帯に避難勧告を出した。

 中城村北上原では10日、村道約50メートルと村道脇の斜面が崩れ、土砂が約50メートル下の県道に流れ落ちた。名護市や豊見城市などでも2世帯5人が自主避難している。

 沖縄地方は8日から雨が降り続き、那覇市では12日までに219ミリ雨量を記録。5日間で平年の梅雨(5月8日~6月23日)の総雨量の半分に達している。【三森輝久】

毎日新聞 2006年6月14日 10時32分

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