日本スケート連盟の新会長に、92年アルベールビル冬季五輪スピードスケート女子千五百メートル銅メダリスト、橋本聖子・自民党参院議員(41)が就任することが15日、分かった。不適正経理問題で混乱している同連盟は、林泰章会長代行らが人選を行い、橋本氏に会長就任を要請。関係者によると、橋本氏は当初固辞していたが、14日までに「要請を重く受け止めます」と前向きな意向を連盟側に伝えた。
同連盟では一連の不祥事に絡み、藤森光三・前会長代行ら8理事が役員改選期の今月限りで辞任する。人事を一任された林会長代行は、組織改革を国民にアピールするリーダーとして、橋本氏に狙いをつけたという。同連盟は、18日の評議員会でまず橋本氏を含む新理事を選び、理事の互選で会長を正式に決める。
橋本氏はスピードスケートで84年サラエボ冬季五輪から4大会連続で五輪出場したほか、自転車競技でも88年ソウル夏季五輪から3大会連続出場。95年参院選比例区で当選し、現在2期目。【来住哲司】
毎日新聞 2006年6月15日 10時48分 (最終更新時間 6月15日 11時21分)