ヘビーメタルのルーツを追跡したカナダのドキュメンタリー映画「メタル ヘッドバンガーズジャーニー」(サム・ダンさんら監督)の試写会が22日開かれ、ギターの弾きまねパフォーマンス“エアギター”を相澤仁美さん(23)と上原美優さん(22)、藤崎まやさん(18)のグラビアアイドルが体験。相澤さんは、キャミソールにホットパンツ姿で激しく頭を振るヘッドバンキングを披露し、「グラビア界のエルビスを目指します」と大興奮だった。
映画は、人類学者でもあるサム・ダン監督がヘビーメタルが野蛮で危険な音楽だという印象を持たれていることに疑問を感じ、世界各国の評論家やアーティストに自らインタビューし、ヘビメタのルーツを探るドキュメンタリー。
エアギターは、ロックやヘビメタなどの曲に乗って、ギターを持たずに、頭を振ったりギターを壊す演技でアピールするパフォーマンス。96年からは世界選手権も開かれている。この日は、藤崎さんはセーラー服、上原さんはチェックのミニスカート、白シャツにリボンという学生服姿で、講師のエアギタリストの宮城マリオさんの生徒としてエアギターを学んだ。最初は恥ずかしそうにギターの弾きまねをしていたが、宮城さんが、大きく手を回してピッキングする「風車回し」や、ジャンプしながら弾くエアギターの技を伝授すると、3人とも髪を振り乱し、へそが出るのもかまわずのけぞったり、激しいパフォーマンスを披露。相澤さんは「グラビア撮影のときに腰を細く見せる決めポーズ」をアレンジして、腰をひねって振り返りながらピッキングする技を考案するなど、3人ともグラビア撮影で鍛えたセクシーポーズを織り込んで、夢中でエアギターに挑戦した。
映画は、24日から渋谷シネ・アミューズなどで全国公開される。【野口美恵】
公式ホームページ
http://www.metal-movie.com/