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イラン核問題:アナン事務総長、6カ国提案の回答求める

【ニューヨーク坂東賢治】国連のアナン事務総長は27日午後、国連本部でイランのモッタキ外相と会談し、国連安保理常任理事国(米英仏露中)とドイツの6カ国がウラン濃縮停止の見返りとして示した包括的提案に対し、できるだけ早く回答するよう促した。国連によると、アナン氏は会談後、イランと6カ国間で提案内容に関する技術的な論議がなお続くとの見通しを示した。

 また、アナン氏は会談前、記者団にイランの回答は7月中旬にロシアで開く主要国首脳会議(G8サミット)以降になるとの見通しを改めて示し、「8月中旬前に回答する可能性はあると期待している」と述べた。

 国連によると、会談ではこのほか、イラクやアフガニスタン情勢も取り上げられ、来月上旬、テヘランで開かれる周辺諸国の外相会議やイラン・アフガン国境地域の麻薬取り締まりでの協力などについて意見交換が行われた。

毎日新聞 2006年6月28日 9時51分

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